青い空と汗ばむような陽気。
今日の神戸はゴールデンウイークを思わせるような心弾む陽気である。
しかしながら、その陽気とは裏腹に、新型インフルエンザによる影響があちこちで見受けられる。
朝、自動車でJR三宮周辺を目指す。
交通量は、いつもの2~3割減で走りやすい。
兵庫県庁周辺の駐車場は、いつも満車か、それに近い状況だが、きょうはガラガラ。
道ゆく人々は白いマスク。
JR元町駅に行くと、構内のコンビニはシャッターが降りており、シャッターには張り紙がある。
「従業員の中で1人、新型インフルエンザの感染者がでたので、しばらく臨時休業します。」
三宮の神戸市役所前には、読売テレビとサンテレビ(神戸のローカル局)の中継車が停まり、道ゆく市民にインタビューをしている。
旧居留地方面に足をのばすと、心なしか人影がまばら。
その他、小中高校は1週間休校。当然、修学旅行も中止。
保育所も休みだから、子供を預けて働きに出ていた母親たちが途方にくれている。
銀行では三宮支店の社員が1人だけ新型インフルエンザに感染したから、その支店の社員はほとんどが自宅待機。
発熱外来に来た人が、新型インフルエンザに感染していても入院させる病床が、すぐにパンク状態になり、通常の診療ができなくなる。
このように、実際に感染地域になってしまうと、社会生活がマヒ状態になる。
大阪府知事の橋下さんが、厚生省に対し、今回のインフルエンザは毒性が弱いから通常のインフルエンザと同程度の対応に引き下げるべきだと陳情にいったらしいが、至極当然のことだと思う。
今回の対応は、初めてのことだから仕方ないが、もう少し緩い対応でも十分だと思う。
社会生活への影響が大きすぎる。
今回の新型インフルエンザの流行で、我々が学んだことは幾つかあると思う。
1.新型インフルエンザを水際で防ぐことは無理。
・入国時の赤外線での体温測定では防ぐことができない。
・機内でインフルエンザを瞬時に確認できるキットの開発が必要。
2.感染者を全て病院に収容することは不可能。
・感染者をどこに収容するのかを考えておく必要あり。
3.各家庭でマスク等の備蓄は絶対に必要。
・マスク、うがい薬、消毒液(アルコール)は家庭で備蓄する。店頭の商品は1日でなくなる。
4.毒性が強い場合は外出すらできないので、食料の備蓄は必要。
・缶詰、レトルト食品、インスタント食品で当座の飢えをしのげる様にする必要あり。
この程度のインフルエンザで、こんなに社会的ダメージがあるのだから、毒性が強い感染症の場合、社会機能が完全に停止するのではないでしょうか。