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2008年3月16日 (日)

石油業界が協力しないためバイオ燃料の普及遅れる

大阪の堺市で廃木材でバイオ・エタノールを造る事業が進んでいますが、石油業界が協力しないため普及が進んでいないようです。

非食物原料から作るため、穀物価格の高騰にはつながらず、廃棄物処理にもなるので非常に期待していたのですが、石油業界が反対するというのは非常に残念です。

以前から「バイオ・エタノールは水が混入しやすいので協力しない」という話は聞いていましたが、環境省がそのような事実があるという話は聞いたことがないと言っているようですし、協力しないというより、”いやがらせ”或いは”妨害工作”と受け止められてもしかたないと思います。もう少し、どうにかならないものでしょうか。

以下、読売新聞より。

「廃木材を原料にした世界初のバイオ燃料の普及を進めようという環境省のプロジェクトが難航している。

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 大手石油会社が、品質が確保できないことなどを理由に、自ら推進するバイオ燃料しかガソリンスタンド(GS)での給油を認めないためだ。

 二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える技術を世界にどう広げるかは、千葉市で現在、開催されている「G20対話」の大きなテーマだが、産業界との調整の難しさという課題が改めて浮き彫りになっている。

 タンクの栓をひねると、きれいな透明の液体が流れ出た。ウオツカのようなアルコールのにおいがする。

 堺市の埋め立て地で昨年1月から操業を始めた「バイオエタノール・ジャパン・関西」。トウモロコシや小麦などバイオ燃料向けの穀物の価格が高騰する中、食料と競合しない廃木材からバイオエタノールを作り出す工場だ。

 廃木材は住宅の解体現場などから運び込まれる。クギや岩などを取り除いた後、半分はボイラーの燃料に、残りの半分がエタノールの原料となる。「将来は間伐材や流木、芝生を刈った後の草も使いたい」。金子誠二社長はそう強調する。

 環境省は、この工場で生産したエタノールを直接ガソリンに3%混ぜた「E3」というバイオ燃料の普及を目指しており、大阪府では昨年10月から、公用車や社用車を対象に実用化事業をスタートさせた。

 しかしE3の給油登録を済ませた車はわずか576台。E3を給油できるGSが大阪府内と兵庫県に計6か所しかないためだ。うち2か所は大手との契約をあえて打ち切って参加した。経営者の一人は「E3を販売しようとしたら、大手石油会社から『やめてくれないか』と何度も説得された。環境にいいガソリンを販売しようというのに、何で業界が反対するのか」と憤る。

 石油連盟(東京都千代田区)は、エタノールと石油系ガスを合成した「ETBE」をガソリンに混ぜたバイオ燃料の普及を進め、E3には協力しない姿勢を打ち出している。

 「精製所で作るETBEに比べ、ガソリンと直接混ぜるE3は水分が混入しやすい」というのが連盟側の主張だが、環境省は「そんな事例は海外でも聞いたことがない。石油業界も協力してほしい」と困り果てる。

 京都議定書の目標達成計画では2010年度に国内で輸送用バイオ燃料50万キロ・リットルの導入を目指している。これに対し、石油連盟のETBEの販売計画は21万キロ・リットル。E3の普及が進まない限り、50万キロ・リットルは達成困難とみられている。」

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